2022年度体育社会学専門領域研究会開催のお知らせ

体育社会学専門領域 会員各位

研究委員会の稲葉です。お世話になっております。
2022年度研究会につきまして、下記のとおりご案内いたします。
なお、発表タイトル等につきましては、後日改めてお知らせいたします。

参加される方は、お手数ですが下記フォームにご入力ください(8月28日正午締め切り)。
https://forms.gle/7mFL2QcVGSbfjd9L7

2022年度体育社会学専門領域研究会

テーマ
「地域スポーツクラブは何を求められているのか:第3期スポーツ基本計画と部活動の地域移行がもたらす変化」

開催日時 2022年8月30日(火) 15:00〜17:30 無料
会場 明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント2階4021教室

趣旨
2022年に策定された第3期スポーツ基本計画には、スポーツの価値を高めるための新たな「3つの視点」が設けられた。そこにはスポーツを「つくる/はぐくむ」(視点1)ために柔軟・適切な手法や仕組みを導入すること、様々な立場や背景、特性を有した人や組織が集まり課題に対応する、すなわちスポーツで「あつまり、ともに、つながる」(視点2)こと、そして、スポーツに「誰もがアクセスできる」(視点3)ようにするための「場づくり」などが施策として掲げられている。
一方、昨年からスポーツ庁では部活動の地域移行化の議論も進められており、5月の有識者会議を経た提言案では、教員の「働き方改革」にとどまらず、地域スポーツクラブが部活動の「受け皿」として期待されていることが明らかになっている。
こうした流れを受けて、本研究会は、今後をみすえた地域スポーツクラブの可能性や課題について議論すべく上記テーマを設けた。これまで地域スポーツクラブについては、具体的な制度や受益者負担をどうするかという問題など現実的な課題への対応をめぐる議論に傾きがちであったが、今回は、より根本的な、地域クラブや部活動をとりまくスポーツ文化のあり方を問う視点を共有しながら議論を深めたい。
そのため、公共性からみた地域スポーツクラブについて研究をされている海老島氏、行政や現場で地域スポーツクラブの運営に携わってこられた西氏、松田氏、社会学の視点から地域スポーツクラブについて研究をされている伊藤氏にご報告いただく。

報告者
海老島均(成城大学)
西 政仁(奈良県生駒市生涯学習部スポーツ振興課)
スポーツ庁「運動部活動の地域移行に関する検討会議」委員、総合型地域スポーツクラブ「いこ増ッスルクラブ」運営委員等歴任
松田雅彦(大阪教育大学附属高等学校平野校舎、スクールコミュニティクラブ ひらの倶楽部 会長)
NPO法人「しまもとバンブークラブ」顧問等歴任、『生涯スポーツとしての学校部活動のありかた』(2016)日本体育学会大会報告

報告者兼コメンテーター
伊藤恵造(秋田大学)

本研究会についてのお問い合わせ
体育社会学専門領域研究委員会 稲葉佳奈子 kinaba@fh.seikei.ac.jp